新車を頭金なしで購入した思い出

4月になり、新生活をスタートした方も多いのではないでしょうか。街でスーツ姿の若者とすれ違うと、昔の自分とついつい重ねてしまいます。私が生活している地域は、車がないと移動が難しいほどの田舎なため、車が必需品となっています。私の新生活は、車のローンとともにスタートしました。学校を卒業し、免許はなんとか取得し、車が必要な時は両親に借りていました。

しかし、友人たちがマイカーで出かける姿をみると、どうしても車がほしくなります。新聞に折り込まれている中古車の広告を眺めるのですが、友人が乗っているピカピカの新車と比べてしまい、いまいち心躍りません。

そんな中、たまたま地元で開催されていた車の展示会へ行く機会があったのです。何社ものメーカーの車が目の前にずらりと並んだ光景は今もよく覚えています。そこで営業の方と話をし、初めて頭金なしでも新車を購入することができることを知りました。頭金なしな分、返済にかかる利息は増えてしまいますが、当時の私の財力で新車を持つには頭金なしでローンを組む以外ありませんでした。もちろん身の丈にあった金額で中古車を探すのが最善の策であることは理解していましたが、仕事を頑張る口実をつくることもかねて、マイカー探しを始めました。

カーディーラーを何件か尋ね、値段を交渉し、満足のいくマイカーをやっと手にいれました。頭金なしで新車を購入したため、支払い利息が案の定負担となることもありました。年齢を重ねた今、頭金なしで新車を買うようなお金の使い方はしなくなりましたが、当時の経験は私にとって心に残る良い思い出です。